ダンジョン飯 第90話「翼獅子5」・第91話「翼獅子」・第92話「島」感想など
この記事何?
『ダンジョン飯』の備忘録を兼ねた感想および考察になります。今回は3回分溜めてしまったのでちょっと長めです。
私がいままで書いてきた『ダンジョン飯』各話の考察やメモについては、カテゴリ一覧の「ダンジョン飯」からお願いします。同作品の考察については、今後もこのカテゴリで記事を更新するつもりです。
なお、今回取り上げる第90~92話は、'23年4月9日現在、単行本未収録です。既に読んだ方向けのネタバレありの感想ですので、単行本派の方は気をつけてください。
第90話「翼獅子5」
オリーブをかみしめるとオリーブオイル……そうですね……!!(コメントを思いつかなかった時の顔)
扉絵
グルメガイド、交替で寝ずの番をするときに書いていたんですね。パーティーを組んで行動していると、一人で落ち着いて考える時間もなさそう……そう考えると貴重な時間だったのかも。
エルフとノーム
エルフとノームでは魔法の体系が少し違うというのはガイドブックにも記載がありましたが、493頁でホルムが「ノームですが……」って言ってるのは「体系の異なる魔法を遣う自分も参加して邪魔にならないか」くらいの意味なんでしょうかね。
「これから全員を私の世界へ連れて帰る」
「連れて帰る」ってのが未だに引っかかっている言い回しで。悪魔にとって此岸は仮初の世界で、というならギリ分かるんですけど、それ以外の面々に対して「連れて帰る」ってどういうこっちゃ。本来の場所はこの世界ではないの? 何か見落としがあるんでしょうかね、私。
ところで暗闇から腕がたくさん生える系の絵面、めちゃくちゃ怖いですよね。何でこんなに怖いのか分からないんですけど(私だけ?)、ゾワゾワする……
第91話「翼獅子6」
SteamDeckを買ったら私の積みゲーも消化されるだろうか……(遠い目)
扉絵
ウロボロスがモチーフになっているような絵ですね。作中で食う食われるの勝負をやっているのでまさに……と言う感じ。
「欲望を消化する」
理外の存在に力業で勝つのは不可能だからルールの裏をかいて勝つしかないっていうのはそうなんですが、結果としてずいぶん力業な……
食べて生き延び、食べて勝つ。ダンジョン飯らしい勝ち方だったのかなと思っています。
しかし最後まで胡散臭いし嫌な感じの存在だったな、翼獅子……
ファリンの今後
ライオスに対して最期に脅しをかけていった翼獅子。実際、迷宮が崩壊してその主だった翼獅子が去った場合、どういう扱いになるかが気になるところ。上手いこと魂は分離できるのかな……
こっちの解決策も「食べる」で人間とそうじゃないところの分離を図るしかないのかな。
第92話「島」
たらこ、イタリアにないんですか!? 確かにイタリア旅行に行ったときは見なかったような……本当に不思議……
ちなみにカラスミ(ボラの卵)を使ったパスタはあるそうです。本当かはわかりませんが……
扉絵
人物が出てこない扉絵と言うのも少し珍しい気が。
ヤアドと蘇生のルール
ずっとイヅツミに連れられていたヤアドにもついに久々の出番(?)が……と思ったら肉体はやられてましたね。ご愁傷様というマルシルの言葉がシュール……
そして、魂が離れた状態では迷宮のルールも適用外なんですね。まあそれで蘇生したら魂が二つあるみたいなことになっちゃうか……迷宮のルールのデバッガーとかしてみたいところ。
「あ、これだと同じ人間の魂が違うところに二つ存在しちゃうからダメだ……」
みたいな調整をしてるのかな(ゲーム脳)
そういえば西竜でも冒険笑百科と題して「下半身だけ迷宮に残された状態で蘇生ができるか」を取りあげていましたね。結論は分かりませんでしたが……あと生活笑百科が2022年に終わっていたのが衝撃でした。永遠にやってるもんだと思ってた。
迷宮の崩壊とファリン
魔物が一斉に走るの、めちゃくちゃシュールでいい……
そしてどうなるかと思われたファリンですが、
翼獅子が迷宮を出た時に地上との境目は消えたからね
翼獅子が去っても 迷宮の力がすぐに失われるわけじゃないみたい
(このマルシルの言が当たっているなら、ファリンも人間に戻れるのかな……)
とか思っていたら氷漬けで発見されましたね。とりあえずよかった。
にしてもナマリに思いっきり抱き着くマルシルかわいかったな……
ライオス
戻ってきてくれて本当によかった……! みんなにボコられたあとにお疲れ様会やろうね、ファリンのことは何とかしなきゃだけど……
次回
ライオス隊の当初からの目的であるファリンの救出に再び専念できることになったのですが、ワンチャンファリンこのままにならないかな……と思っている自分がいます(最悪)
でもカッコいいし本人もまんざらではない可能性があるじゃん……いやないかな……
以下雑記
ダンジョン飯について
渋谷のコラボイベントは、年度末(と別ジャンルの周年が被ったことなどによる)多忙のため行けずじまいでした。それでも行った方のツイートなど見ながら楽しそうだなあと思って見ていました。結構好評だったと思うので、あわよくばまたやってほしい……
そしてアニメ化来ましたね! 原作は一気に終わりに向かって加速している現在、アニメ化までに完結してしまいそうな勢いですが果たして……目下の関心はキャラデザとマルシルの声優、そしてリンシャの出番です。いやさすがに出ないってことはないと思うんで、どれくらいあるかってことなんですが……
制作TRIGGERなのは結構楽しみです。とはいえ思い入れが強い作品のアニメ化は謎に見なかったりする面倒くさい性分なので、キャラデザはどんなかな……声優は誰がいいかな……などと妄想している今が一番楽しいかもしれない。
とはいえめでたいことには変わりないですし、これをきっかけにダンジョン飯のファンが顕在化するといいなと思います。いや、読んでるって人は結構いるはずなのに観測できる範囲では界隈が狭い気がして……(笑)
ハルタについて
100号おめでとうございました~! 前回の記事で書いた通りサイン会には行けませんでしたが、ジュンク堂で行われた記念展示は見ました。
原画がたくさん並んでるとテンションが上がりますが、私が行った時は人も疎らだったので落ち着いて見られて、とてもいい空間でしたね。最近のハルタ表紙のポストカードをゲットできたのも嬉しかったです。
そして作家の方々の選書をその場で買えたのも、書店で開催されるイベントならではの楽しみという感じがして、とても満足しました。
私も九井先生が挙げていた『幻獣辞典』をとりあえず買いましたが、4ヶ月ほどたった4月現在まだ積んでいます。積読が多すぎるね……
『恋の絶望行進曲』はここ数回でアミの掘り下げが進みつつある……アミは理由も分からず他人を振り回す理不尽さが好きだったのですが、その底が見えるのは嬉しいようながっかりなような少し複雑なような。でもここから強い百合作品に化けるなら必要な掘り下げだとは思いますし、なにより作品にポテンシャルがあると思うので楽しみです。
『帝都影物語』は相変わらず夏宮様が人を狂わせるビジュアルと動きをなさる……
そしてやや唐突にも思える山場が来ましたね。さすがに現場が表に出ちゃったら冬宮が不利に思えますが果たして……
ハルタ以外について
気合いと根性で冬コミと1月下旬のオンリーを乗り越えました。
夏コミも申し込みましたがそろそろあの暑い会場でやっていくには加齢ゆえ気力が尽きそう。オンリーだけ出る人になりたいな……と思いつつ、コミケの空気もあれはあれで好きなので悩ましいところ。
今のコミケが一般参加にやさしく無さ過ぎるシステムということもあって、どうせ行くならサークル参加だな……となってしまうんですよね。まあ本が出せるうちはサークル参加でいいか……
それではまた次回。