ダンジョン飯 第86話「翼獅子」感想など
この記事何?
『ダンジョン飯』の備忘録を兼ねた感想(とちょっとだけの考察)になります。
私がいままで書いてきた『ダンジョン飯』各話の考察やメモについては、カテゴリ一覧の「ダンジョン飯」からお願いします。同作品の考察については、今後もこのカテゴリで記事を更新するつもりです。
なお、今回取り上げる第86話は、'22年9月4日現在、単行本未収録です。既に読んだ方向けのネタバレありの感想ですので、単行本派の方は気をつけてください。
第86話「翼獅子」
私も昔はノベルゲームをよくやっていましたが、それ以外で地の文があってテキストのあるゲームってなんじゃろな。
扉絵
いざ決戦、といった趣ですね。
「迷宮の主には! なってはいけない!!」
知っとるわい、っていう……この流れどっかでやりましたね、2話くらい前に。
マルシルが無制御状態ではなくなったので一安心なんだけど、やっとスタートラインに立てたな、といった趣。大丈夫なんかいな。
俺が悪魔を倒したらどうなる?
このコマの陰影の出し方とかがキメすぎない、しかしキメカット、という感じでめちゃくちゃ好きです。この塩梅をバシッと合わせてくる感じ、九井先生の漫画の好きなところの一つ。
漫画が上手いんですよね……
そして人の欲食べたさに人間に近づきすぎた
(中略)
同時に人の想像力の中から抜け出せなくなっている
この後半の意味がちゃんと理解できていなくてもどかしいですが、前半部分の見立ては面白いですよね。
人の欲を食べすぎて人に引っ張られていくというのは、日本の神話でいうところの「黄泉戸喫」を思い出します。
アレは彼岸の食べ物を口にすると此岸に戻ってこれなくなるというルールでしたが。
それにしても隊長の蘇生が成功してよかった……本当に……
食べられた意味、悪魔の倒し方
自身の生存のことだけ考えればライオスたちを物理的に”食べる”必要はないわけで、やっぱり食事という行為が悪魔の隙につながっているという、ライオスの言にも少し納得のいく話。
そんな人の欲を糧にする悪魔にとって、ライオスたちが”毒”になれば勝ち目になるのかな、と思っています。食べ過ぎは身体によくないしね。
……どういう立てつけで”毒”になるのかはサッパリですが。
でも食事の約束を取りつけたのは大きかった。
今の段階では、ファリンの体を元に戻すためには絶対に必要な段階と考えられているわけですし。
次回
どうにかなるかなと思ったらやっぱりどうにかならないじゃん! という終わり方なんですが大丈夫なのか、ライオス!?
以下雑記
ハルタについて
何と言っても今月はデイドリーム・アワー5!
61話や77話とかでも気になっていた連絡用妖精と主人? の見た目類似問題がよくわかるイラストが載っていたのが嬉しいです。
そして、Tシャツのライオス・マルシル兄妹の肩幅と胸板の厚さLOVE……
漫画はホルム姉弟の話がめっちゃ好きです。
しかし九井先生のイラストや漫画をたくさん紙で見られるのは幸せですね。カラーだし。こういう付録をつけるのはコスト的にもまあまあ大変なのを知っているだけに本当にありがたい。
『司書正』。どう考えても最悪な展開にしかならなそうで怖いです。蓮、逃げてくれ……しかし主人公が全然目立たないなこの作品。
『いやはや熱海くん』なんかいいなこの作品……上手く言い表せられんけどいいです。自分が高校の時は何も考えてなかったし部活入ってたし騒々しかったので、このコンパクトにまとまった味のいい空気感はなかったんですよね。いやいいな……
『恋の絶望行進曲』突如現れた女の影。いやー……ちょっと突然すぎて引いたけどそういう……最悪だ……
絶望的なんだけど、アミの表情はレイ的には救いがある終わり(本当に?)なので次回はちゃんとレイのフォローをするんだぞ、アミ……レイはビンタしたあとに絶対自己嫌悪に陥るタイプだし……
ハルタ以外について
12巻のよもやま、よかった。あと読者はがきの翼獅子が最高に腹立つ感じ(といっても本人?は慇懃にしているだけなんですが)でよかったです(笑)
あとコロナにかかりました。よりによって夏コミの直前に、です。
幸い症状は軽かったので発熱と喉の痛みが続いた程度で後遺症もなく全快しました……と言いたいのですが、正直喉はたまにイガイガします。後遺症と言えるのか怪しいレベル。
皆さんもお気をつけて。
ではでは。