虫篭

ダンジョン飯について書くブログ。

ダンジョン飯 第79話「寄生虫」感想など

この記事何?

ダンジョン飯』の備忘録を兼ねた感想(とちょっとだけの考察)になります。
私がいままで書いてきた『ダンジョン飯』各話の考察やメモについては、カテゴリ一覧の「ダンジョン飯」からお願いします。同作品の考察については、今後もこのカテゴリで記事を更新するつもりです。

なお、今回取り上げる第79話は、'21年11月15日現在、単行本未収録です。ネタバレしかないので、単行本派の方は気をつけてください。

「ディスコ エリジウム」、知らなかったので調べてみました。ミステリーRPG、自分はやったことないのですがめちゃくちゃ評価高いみたいですね。

automaton-media.com

Switchで出るみたいなので買ってみようかな……

第79話「寄生虫

扉絵

在りし日の家族の思い出……マルシルの母親はしっかりエルフの耳ですね。

一方で、壁に架けてある絵は人間の女性のイラスト……誰なんでしょ。

ファリン

久々の登場。氷漬けになっていたか……塩漬けとかじゃなくてよかったです。しかしマルシルの父親の人形の件を見ると、翼獅子は自分なりに考えてはいるけどやっぱ価値観が悪魔のそれ何ですよね。はー怖い。

水中魔法

習っていたことを活用できるのは偉いけど、水面をバウンドする絵面がシュールすぎる……マルシルが見たら「こんな風に使う魔法じゃない!」って怒りそう。

しかしそれはそうとマルシルの歩き茸がなんともいえないな……100円ショップに売ってるシールの柄みたいなセンス(失礼)

クラーケン?

ライオス「イカとタコが混ざったような大きな魔物だ 味は酷いものだが」

イヅツミ「イカとタコが混ざってるのに……!?」

コントをやっている場合じゃあないんだよ

なんかイヅツミも毒されている気がしないでもない。食べ物に無頓着だった最初の頃を考えると変わったなあ、としみじみ。もっとも、美味しいものとかは好みだっただろうし元からでもあるかもしれないですが。

パラサイトアタック

胃潰瘍のつらさを親類から聞いた時のことを思い出しました。マジで辛いらしいですね。エルフ達も相当苦しそうですし……26頁中段のコマのライオスの表情を見せてあげたい。
そして27頁左下のコマの悶絶する表情。
気合い入っていて九井先生はやはり絵が上手でいらっしゃるなと思いました……今話はリョナ(?)成分多かったですね。

しかし戦闘シーンの表情がこんなに豊かな漫画も珍しいと思うんですよね。私のダンジョン飯好きポイントのひとつ……

以下雑記

ハルタについて

まず、表紙がめちゃくちゃカッコいい。帯もめくってみてよかった!

そして中を開けば、『ダンジョン飯』が巻頭掲載だ! と思っていたら、楽しみにしていた『司書正』の第4話がその次に来ていて私は嬉しかったです。

kanji.jitenon.jp

今回はタイトルが「楊歆」ということで、見慣れぬ「歆」の字を調べてみたところ、「むさぼる。また、欲しがる。望む」の意味があるとのこと。蔵書樓の価値を理解しない新王をよく思わない歆がいつか無茶をしでかすんじゃないかと心配でならない……

 

ちなみに、このVol.89に載っていた野澤佑季恵先生の読切『FUN FUN CUT』が大変私好みでようございました。

メインの二人の取り合わせと序盤の展開が、よくいえば王道路線、悪く言えば使い古された題材、という作り手からしても意外と難しい題材だったと思うんですが、きちんと読者に(私に)刺さりました。

656頁でヤツダさんが褒められて喜ぶマチヤさん、いい……これは百合だと言って差し支えないと存じますがいかがでしょうか。

前回の読み切りも結構好きだったし、連載をしていただきたいな……と思っております。ぜひ。なにとぞ。